2024年4月の活動 4月11日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 11名(ゲスト3名) 今回よりクラブ員のMさんが初参加。MさんはDNAを通じて日本人の起源を探ることに大きな関心をお持ちとのことで、このことについては別の機会に時間を設けて発表して頂くことになった。 第1章2「明治初期の国際問題」の[岩倉使節団]、「領土問題」、[東アジア諸国と の関係]を音読 ([東アジア諸国…]中のコラム「明治維新論」については次回)。 岩倉使節団については、その目的、旅の経路、持参したと思われる「国書」等について活発な論議が交わされた。 報告:田中(章) |
2024年3月の活動 2月14日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 13名(ゲスト4名) 公民館を通じて見学希望があったSさんが初参加。 第1章2「文明開化」の[国民生活]と[思想]を音読。今回も散切りの頭髪や洋服の着用、肉食の普及等、生活様式の西洋化、また旧暦から太陽暦への変更といった出来事について話し合う。その後、幕末のいろは丸事件から坂本竜馬暗殺の謎まで話は飛び、楽しい歴史談義が続いた。尚、Sさんは次回も引き続き参加されるとのこと。 報告:田中(章) |
2024年2月の活動 2月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 10名(ゲスト2名) 1月クラブに入会したSさんが初参加。Sさんは出身が鹿児島で、西郷、大久保といった維新の立役者が同郷ということもあり、幕末史には特に関心がおありとのこと。 第1章2「文明開化」の[宗教]と[教育制度]を音読。宗教では廃仏毀釈の運動、教育制度については学制の公布という大事件・変革について、それぞれ感想、意見を述べ合った。 報告:田中(章) |
2024年1月の活動 1月11日(木)13:30〜15:00 第1談話室 参加者9名(ゲスト2名)初参加は森(正)さん。 新シリーズ「日本近代史(山川出版)」の6回目/「明治維新と富国強兵/身分制度の改革」P33〜を音読。 地租改正、近代産業の育成/貨幣・金融制度、通信交通制度、殖産興業が急ピッチで進む。 明治20年代には、ほぼ基礎を固めた先人たちの頑張りに想像を巡らせ、意見を交わし、語り合った。 報告:鈴木 |
2023年12月の活動 12月14日(木)13:30〜15:00 学習室4 参加者 12名(うちゲスト4名) 第1章2「明治維新と富国強兵」の「新政府の発足」から「中央集権体制の強化」迄を塙さんが音読。 近代国民国家の建設を目指し新政府が推進した極めて急激な諸変革について、その背後にあるものについて意見を述べ合った。 話は逸れたが、1866年(慶応2年)勝海舟が宮島の大願寺で長州藩使者と休戦談判を行なった時のエピソードを佐藤さんが語られた。また、ゲストの佐伯さんが最近宮島歴史民俗資料館を訪問された時の話も。 次回は「身分制度の改革」から。 報告:田中(章) |
2023年11月の活動 11月9日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者14名(うちゲスト4名) 初めに、部会の2日前に開催された山みな子氏による講演会「勝海舟ってどんな人」の感想を聞いた。講演については「お話も面白くとても良い企画だった」と好評で、当日参加者に配布された山氏作成の「勝海舟年表」が近代史を学ぶ上で大変役立つ資料との声もあった。 その後第1章1「開国と幕末の動乱」の「幕府の滅亡」から第1章2「明治維新と富国強兵」の「戊辰戦争」迄をゲストの佐伯さんが音読、意見を述べあった。次回は「新政府の発足」から。 報告:田中(章) |
2023年10月の活動 10月19日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 11名(うちゲスト3名) 『もういちど読む 山川日本近代史』をテキストにしての第三回目。今日は第1章「近代国家の成立」の「公武合体と尊攘運動」、「倒幕運動の展開」を音読し、目まぐるしく対立相手が入れ替わる幕末の展開とその背後にあるものについて、感想、意見を述べあった。次回は「幕府の滅亡」から。 報告:田中(章) |
2023年9月の活動 9月14日(木)11:00〜12:00 第2談話室 参加者 10名(うちゲスト1名) 新参加のSさんを交え、『もういちど読む 山川日本近代史』をテキストにしての第二回目。第1章「近代国家の成立」の「開国」、「開国とその影響」、「政局の転換」を田中が音読し、意見交換を行なった。また、Hさん作成の「西暦〜和暦換算表」が参加者に配布された。次回は「公武合体尊攘運動」から。 報告:田中(章) |
2023年7月の活動 7月13日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 10名(うちゲスト1名) 新参加者1名を交え、『もういちど読む 山川日本近代史』をテキストにしての第一回目。今日は序「日本近代史をどうみるか」を私、田中が音読し、その後意見交換。著者(鳥海靖)の問題意識、近代史に対する視点を共有した。 次回から第1章以降を読み進めるが、音読は原則として交代で行うこととした。 報告:田中(章) |
2023年6月の活動 6月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 12名(うちゲスト4名) 「もういちど読む 日本近代史」の開講にあたって 先月で「昭和時代」が終了し、今月から山川出版社発行『もういちど読む 山川日本近代史』(鳥海靖=著)をテキストとして、「開国と幕末の動乱」から日本の近代史を再度学び直すことになりましたが、今回は参加者全員に改めて自己紹介をお願いし、戦中・戦後の思い出を語って頂くことにしました。次回より新シリーズがスタートします。 くげぬま探求クラブ(近代史を語る会)と鵠沼公民館共催の山みな子氏(勝海舟玄孫)による海舟生誕200年記念講演会は本年11月7日(火)に開催決定です。 報告:田中(章) |
2023年5月の活動 5月11日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者16名(ゲスト4名) 資料のみ5名 「昭和時代」の第31回「大本営発表」佐藤恒雄レポート・略図付極秘資料10枚 2008年(平成20年)5月にスタートした本シリーズは、130余回の最終章を迎えました。大本営編纂の資料が、開戦1年半後の「アッツ島玉砕」の様子を事細かに伝え残しています。 次回は、新シリーズ「日本近代史(山川出版)」開講です。 新規参加大歓迎! 報告・写真:鈴木 |
2023年4月の活動 4月13日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 9名(うちゲスト4名) 「昭和時代」の第30回「ミッドウェー海戦」佐伯雄二レポート・略図付資料10枚 真珠湾から半年後の昭和17年6月初め、南太平洋での日米海戦は、暗号や探索技術を巡る情報戦による一瞬の判断が勝敗を分け、その後の日本を決定づけた、と。 なぜこの戦争は起こったのか、しばし語り合った。次はシリーズ最終回「大本営発表」。 報告:鈴木 |
2023年3月の活動 3月9日(木)参加者9名(うちゲスト2名) 旧新橋停車場 鉄道歴史展示室見学 11:00〜13:00(企業研究部会と合同) 昨2022年は日本の鉄道開業150年ということで、この野外学習を実施した。 旧新橋停車場は、1872(明治5)年10月14日に開業した日本最初の鉄道ターミナル新橋停車場の外観を、当時と同じ位置に出来るだけ忠実に再現したもの。同建物の2階にある企画展示室で明治期の日本近代化の窓口となった汐留の歴史、鉄道にまつわる様々な事柄を紹介したビデオを視聴。また、再現されたプラットホームや0哩標識、駅舎基礎石積み等の遺構で鉄道発祥の往時を偲んだ。 見学後はライオン銀座七丁目店(現存する日本最古のビヤホール)で反省会を行い解散。 |
2023年2月の活動 2月9日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者11名(うちゲスト3名) 「昭和時代」の第28回「二・二六事件と松岡静雄」後編/佐藤恒雄レポート 松岡静雄(柳田国男は実兄)は、鵠沼に居を構えて11年間、南洋の研究著作に没頭し、著書40冊。二・二六事件の3か月後の昭和11年5月23日、自邸で家族や門弟に見守られ亡くなった。享年59。 「松岡静雄先生庵跡」石碑あり。関連史跡「東久邇稔彦王第二皇子師正王碑」(関東大震災遭難)。 次回3月は、旧新橋停車場鉄道博物館見学(企業研究部会と合同) 報告:鈴木 |
2023年1月の活動 1月12日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者11名(うちゲスト3名) 「昭和時代」の第27回「ノモンハン事件」(高木辰夫レポート/資料・世界地政学地図参照) 昭和14年に、満蒙国境地帯で起こったソ連と日本(関東軍)の軍事衝突は、戦後に、半藤一利らの著作で初めて世に知られ、「日本の完敗」が定説とされてきた。 ソ連崩壊後、公文書の情報公開により事件の真相や「日ソ不可侵条約」の経緯も明らかになった、と。 次回は、「二・二六事件と松岡静雄」後編。 報告:鈴木(英) |
2022年12月の活動 12月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者11名(うちゲスト3名) 「昭和時代」の第26回 「二・二六事件と松岡静雄」(佐藤恒雄レポート/書き下ろし原稿10枚) 二・二六事件(昭和11年)直後に、鵠沼海岸駅から大勢の背広姿がお宅まで歩いていくのが見られたという。 松岡静雄の生い立ちや海軍歴・事績など足跡をたどり、その実像に迫る。後半は次回に続く。 今後のテキストとして「日本近代史」(山川出版)採用決定。3月野外学習「旧新橋停車場」見学予定。 報告:鈴木(英) |
2022年11月の活動 11月10日(木)13:30〜15:00 第4談話室 参加者 10名(うちゲスト2名) 「昭和時代」の第25回 「孫が見た祖父鈴木貫太郎」(サンデー毎日/2018.10.7号抜粋)資料:田中章提供 前回話題となった、音楽評論家鈴木道子さん(貫太郎の直孫)の関連記事を参考にして、二・二六事件(侍従長)当時、敗戦(首相)前後の天皇との関係や臨終間際の遺言などについて語り合った。 今後の進め方について、部会長から「参加者が積極的に関わる双方向の部会」の提案があり、意見交換をした。 報告:鈴木(英) |
2022年10月の活動 10月20日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 13名(うちゲスト4名) 「昭和時代」の第24回 (九)『太平洋戦争はじまる 1.「黙れ!」事件』 資料:佐藤恒雄提供 昭和13(1938)年3月3日、「国家総動員法案」の衆議院委員会の審議中に議員を一喝した陸軍の佐藤賢了中佐は、敗戦時陸軍中将、後に極東国際軍事裁判で終身刑を宣告されるも釈放され『大東亜戦争回顧録』を著した。昭和50年2月没、79歳。 次回は「ミッドウェー海戦」と今後の会の進め方について意見交換予定。 報告:鈴木(英) |
2022年9月の活動 9月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 11名(うちゲスト4名) 塙さん初参加 「昭和時代」の第23回『満州建国とリットン調査団 余禄:犬養首相暗殺』後半(磯川道夫遺稿) 前回に引き続き、昭和6(1931)年9月に勃発した満州事変後に、満州建国を巡って国際連盟が派遣したリットン調査団の動きと日本の連盟脱退までの経緯を読み合わせ語り合った。 なお、事務局兼務だった部会長は、10月から田中章さんになります。 報告:鈴木(英) |
2022年7月の活動 一昨年3月休会以来、2年半ぶりに再開した。 7月14日(木)13:30〜15:00 第4談話室 参加者 10名(うちゲスト3名) 「昭和時代」の第22回『満州建国とリットン調査団 余禄:犬養首相暗殺』前半(磯川道夫稿) 先ず、磯川道夫さんを偲び黙祷。前回に引き続き、昭和6(1931)年9月に勃発した満州事変後の満州建国の経緯と国際連盟を舞台とした国際世論について、遺稿をテキストに学習し語り合った。 また、安倍晋三元首相暗殺について、虎ノ門事件(大正12年12月)を思い起こし話題となった。 報告:鈴木(英) |
2020年2月の活動 2月13日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 13名(うちゲスト6名) 「昭和時代」の第21回『満州事変への道』資料「昭和3(1928)年ころの北東アジア略図」:磯川道夫稿) 手書き略図を参考に、満州の鉄道網、奉天、ハルピン、柳条湖など位置関係と日本の「生命線」を確認。 昭和6(1931)年9月、満州事変勃発。関東軍参謀の板垣征四郎・石原莞爾らの計画と実行、その後の陸軍と政府の動静について、前回に続きより俯瞰的に復習し、語り合った。 報告:鈴木(英) |
2020年1月の活動 1月9日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 16名(内ゲスト7名) 「昭和時代」の第20回『U戦争への道 二、満州事変』〔余録T・U〕(資料:佐藤恒雄稿) 昭和6(1931)年9月、満州事変勃発。日中戦争、太平洋戦争へと続く、15年戦争のきっかけである。 関東軍の満蒙武力計画の中心人物石原莞爾と当時外相の幣原喜重郎を取り上げるとともに、満州国皇帝愛新覚羅溥儀の著書「わが半生」について余録として紹介された。 報告:鈴木(英) |
2019年12月の活動 12月12日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 17名(うちゲスト6名) 「昭和時代」の第19回『U戦争への道 二、満州事変』(資料:佐藤恒雄稿) 昭和6(1931)年9月、満州事変勃発。日中戦争、太平洋戦争へと続く、15年戦争のきっかけである。 当時の国情、世界情勢など振り返り、しばらく学習し、語り合っていく予定。 報告:鈴木(英) |
2019年11月の活動 11月14日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 15名(うちゲスト5名) 「昭和時代」の第18回『U戦争への道 一、軍部の進出』(資料:佐藤恒雄稿) 昭和6(1931)年1月、ロンドン軍縮会議の妥協案に海軍軍令部が強硬に反対(統帥権干犯問題へ)。 3月事件後には「日本の生命線満蒙」と、その背景に迫る。 報告:鈴木(英) |
2019年10月の活動 10月10日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 14名(うちゲスト5名) 「昭和時代」の第16回『昭和のはじまり 五、モボ・モガ…酒は涙かため息か』(資料:佐藤恒雄稿) 昭和3(1928)年2月、第1回総選挙から1か月後に、三・一五事件(志賀義雄、市川房枝ら1600人検挙)。 再び弾圧が強化されるまでほぼ3年間、文学・出版、演劇・歌舞伎、スポーツ界事情や世相について語り合う。 報告:鈴木(英) |
2019年9月の活動 9月12日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 14名(うちゲスト6名) 「昭和時代」の第15回「初めての普通選挙」(資料:佐藤恒雄稿) 大正14年、普通選挙法が成立(直前に治安維持法成立)、有権者が330万から1250万人に急増。 昭和3(1928)年2月、第1回総選挙に伴う田中義一・政友会内閣による選挙干渉について語り合った。 報告:鈴木(英) |
2019年8月の活動 休会 |
2019年7月の活動 7月11日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 13名(うち ゲスト7名) 「昭和時代」の第14回「天皇の存在と国民意識の考察(3)」(高木レポート)の総括編 最終回は、「石門心学」(江戸中期・梅田梅岩)の国民意識への影響について語られた。後半は、「天皇制」についての自由発言で、今シリーズの総括とした。8月は休会。 報告:鈴木(英) |
2019年6月の活動 6月13日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 19名(うち ゲスト7名) 「昭和時代」の第13回「特別講話〜横浜大空襲」(中島知子さん/鵠沼郷土資料展示室長) 昭和20年5月29日、15歳の女学生が遭遇した横浜大空襲の過酷さとその後看護婦として乗船された最後の引揚船「白山丸」の貴重な体験をお聞きしました。 次回「天皇の存在と国民意識の考察」(高木レポート)の総括予定。 報告:鈴木(英) |
2019年5月の活動 5月9日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 18名(うち ゲスト7名) 「昭和時代」の第12回「天皇の存在と国民意識の考察」後編(高木レポート) 前回に引き続き、「天皇」について、天皇機関説とはなど学習し、語り合った。 次回、中島知子さんの「横浜大空襲体験談」。7月は「天皇…」の総括予定。、 報告:鈴木(英) |
2019年4月の活動 4月11日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 16名(うち ゲスト5名) 「昭和時代」の第11回「天皇の存在と国民意識の考察」前編(高木レポート) 日本の近代史を読み解くには、天皇退位による改元のタイミングであらためて学習し、語り合っておくべきテーマとして2回シリーズで取り組む。 報告:鈴木(英) |
2019年3月の活動 3月14日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 19名(うち ゲスト8名) 「昭和時代」の第10回 特別テーマ「東京大空襲体験」(小島氏90歳の談話) 昨年11月の座談の後編として元少年飛行兵の氏が語る、74年前の東京大空襲から3日後から5日間の過酷な焼け跡処理の16歳体験談を拝聴した。 また戦災について、新聞記事なども参考に、各々の体験を語り合った。 報告:鈴木(英) |
2019年2月の活動 2月14日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 16名(うち ゲスト6名) 「昭和時代」の第9回「ロンドン会議と統帥権干犯」(磯川レポート) 世界恐慌最中のロンドンで昭和5年(1930年)1月、英米日仏伊5か国が補助戦艦(主力艦はワシントン条約で英米日比10:10:6)の制限を主題にした海軍軍縮会議。この条約調印直前の4月、海軍軍令部は条約に不同意を表明し、いわゆる統帥権干犯問題をめぐる騒動が起こる。時の首相濱口雄幸は条約批准後、東京駅頭で被弾、翌年8月死去。 (ロンドン会議の経緯と調印・批准までの国内情勢(軍・政府・天皇)について関心のある方には、資料コピー進呈します) 次回は「東京大空襲体験談」(ゲストスピーカー:小島氏90歳) 報告:鈴木(英) |
2019年1月の活動 1月10日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 17名(うち ゲスト5名) 第4部「昭和時代」の第8回「満州某重大事件」後半(磯川レポート) 前回は本事件(張作霖爆殺)の真相と直後の国内事情、外交関係について学習した。その後、事件処理は軍法会議が開かれることもなく、天皇発言も絡み、曖昧な形で終息。この一連の軍の専横的政治関与がやがて太平洋戦争への道を突き進んでいく先駆けとなった、と。 また組織と個人の責任のあり方について、現代ではどう変化してきたのかなど語り合った。 報告:鈴木(英) |
12月の活動 12月13日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 17名(うち ゲスト6名) 第4部「昭和時代」の第7回「満州某重大事件」(磯川レポート 当時の北東アジア略図つき) 先ず満州の生い立ちと地勢を確かめ、日露戦争で得た「満州の権益」を復習。 張作霖爆殺事件(昭和3年6月3日早朝)の真相について、現地の蒋介石(国民政府軍)の動向、時の政府(田中義一首相)と軍部との確執、アメリカとの関係など複眼的考察を試み、大いに語り合った。 報告:鈴木(英) |
11月の活動 11月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 15名(うち ゲスト6名) 第4部「昭和時代」の第6回「元少年飛行兵の戦争体験」(ゲスト:K氏 89歳/松が岡在住) 14歳で三重県の訓練学校へ進み入隊、2年後の昭和20年8月15日敗戦により復員、帰省。 当時の体験と心境を赤裸々に語ってくださった。「戦争しては絶対にダメ」と強調。(拍手) 報告:鈴木(英) |
10月の活動 10月11日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 15名(うち ゲスト6名) 第4部「昭和時代」の第5回「戦争への道(軍部の進出と軍縮会議)」後半 日清日露戦争後の日本帝国陸海軍について、いわゆる統帥権干犯、政府や元老との関係など考察した。 また大戦後の軍縮がいかに困難かを学ぶ。次回はゲスト参加の小島さんにお話を伺う。 報告:鈴木(英) |
9月の活動 9月13日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 15名(うち ゲスト6名) 第4部「昭和時代」の第4回「戦争への道(軍部の進出と軍縮会議)」 (発表者:高木さん/資料 8P付表つき) 最初に、野口昌久さんの遺稿「明治維新以降〈日本語〉はどう変化したか」を通読、先人の苦労を知り、故人を偲んだ。標題の序文部分の自論紹介があり、次回は各論に入り、学習することになる。 報告:鈴木(英) |
8月の活動 (休会) |
7月の活動 7月14日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 15名(うち ゲスト6名) 第4部「昭和時代」の第3回「中国の情勢・・・・山東出兵と東方会議」 田中義一内閣は昭和4年7月まで2年余、対中国(満蒙の権益)強硬路線をとる。 1921(大正10)年1月、孫文が広東に国民政府樹立するも4年後病死。 袁世凱、蒋介石、毛沢東、汪兆銘らの動きがあり、1927(昭和2)年8月国・共分裂に到る。 報告:鈴木(英) |
6月の活動 6月14日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 14名(うち ゲスト4名) 第4部「昭和時代」の第2回「ビッグファイブの確立・・・・財閥の支配」 昭和初期の国家財政は、軍事費が国家予算の4分の1を超え、関東大震災復興のため危機的状況に至る。 若槻内閣が倒れ、田中義一(陸軍大将)内閣が出現、軍国国家へと変質していく。、 報告:鈴木(英) |
5月の活動 クラブ創立25周年記念行事 (近代史を語る会・企業研究部会・似歌会合同) 「世界遺産富岡製糸場見学バスツアー」 5月10日(木) 参加者:22名(うちゲスト8名) 毎年5月「近代史を語る会」は野外学習を行っているが、今回は企業研究部会、似歌会の3部会合同で富岡製糸場の見学バスツアーを企画した。 往路は藤沢バイパスから圏央道、関越道を経て、富岡製糸場に直行。 先ず現地のガイドより製糸場の歴史を聞く。明治維新を迎え、日本ではどのようにして欧米なみの産業国に追いつくか。その最初に計画されたのが富岡製糸場で、当時の政治家の意気込みが伝わってくる。機械技術者はすべてフランスより導入されたとか。 午前中で工場内の見学は終り、そのあと近くの食堂で釜飯昼食。こんにゃくパーク、ガトーフェスタで買物。 帰路は参加者からの投句を似歌会のメンバーが選句。上位表彰、全員素質ありで似歌会より全員に記念品を渡す。 雨が降ったり止んだりの一日であったが、楽しいパスツアーであった。 報告:佐藤、写真:田中(章)・小山 |
4月の活動 4月12日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 13名(うち ゲスト5名) 新シリーズ第4部「昭和時代」の第1回「昭和時代のはじまりにあたって」。 有志発表テーマについては、秋までに取りまとめ、その後の進め方を決めること。 なお、佐藤部会長10年満期のため、当分の間事務局・鈴木が兼務。 報告:鈴木(英) |
3月の活動 3月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 11名(うち ゲスト5名) 第3部「大正から昭和へ」全30回を終講、次シリーズ「昭和時代」開講にあたって、今後の進め方、内容などについて意見交換。次回引き続き討議、まとめることになった。 報告:鈴木(英) |
2月の活動 2月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 15名(うち ゲスト4名) 「大正から昭和へ」 第30回『大正時代を終えるにあたって 大正天皇の意義』 大正10(1921)年に暗殺される直前まで46年間書き続けられた「原敬日記」(遺言で公開厳禁)から、大正天皇の知られざる記述について語り合い、本シリーズの前半「大正期」は終講となった。 25周年記念行事「富岡製糸場見学会」(企業研究部会・似歌会合同企画)の5月10日実施発表。 報告:鈴木(英) |
2018年1月の活動 1月11日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 18名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第29回『X政党政治 三、治安維持法』 大正14(1925)年3月19日、治安維持法が成立し、この悪法は敗戦まで居座り続けることになる。その10日後、普通選挙法が成立。大正10年(11月皇太子裕仁摂政)〜末年の5年間を総括した。 報告:鈴木(英) |
12月の活動 12月14日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 16名(うち ゲスト5名) 「大正から昭和へ」 第28回『X政党政治 二、普選法の制定』 大正14(1925)年3月29日、普通選挙法が成立。有権者数は一挙に4倍に膨れ上がる。 その10日前に成立して敗戦まで居座り続けた治安維持法が次回のテーマ。 報告:鈴木(英) |
11月の活動 11月9日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 17名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第27回『X政党政治 一、ワシントン会議』 第1次世界大戦終結後、1921(大正10)年11月に開かれたワシントン会議で、建艦競争回避のため、英・米・日の海軍比率が10・10・6が決定された。 報告:鈴木(英) |
10月の活動 10月19日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 14名(うち ゲスト3名) 「大正から昭和へ」 第26回『W関東大震災 二、社会主義運動への弾圧〜大杉栄の殺害』 前回に引き続き、大正12(1923)年9月1日発生の関東大震災直後の世情と当局による言論弾圧の実相について、甘粕正彦憲兵大尉の大杉栄殺害事件をとりあげ語り合った。 報告:鈴木(英) |
9月の活動 9月14日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 20名(うち ゲスト7名) 「大正から昭和へ」 第25回『W関東大震災 一、大震災の経過と政府の対応』 大正12(1923)年9月1日、その1週間前加藤首相が死去、臨時首相(内田前外相)で対応。翌2日戒厳令公布。 主に「不逞鮮人」暴動の流言と結果について語り合う。在日朝鮮人問題、小池都知事の追悼文見送りも話題に。 報告:鈴木(英) |
8月の活動 (休会) |
7月の活動 7月13日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 16名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第24回『V大正デモクラシー 六、女性の進出』 「元始、女性は実に太陽であった。(後略)」と。明治44(1911)年、平塚明子(らいてう)の「青鞜」創刊の辞。 「日蔭茶屋事件」(伊藤野枝)と「女優松井須磨子の死」を例に、女性解放史について学習した。 報告:鈴木(英) |
6月の活動 6月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 21名(うち ゲスト9名) 「大正から昭和へ」 第24回(特別講座)『鵠沼ゆかりの文士たち』 有田裕一氏(鵠沼を語る会会長)のお話 配布資料:「往時の鵠沼海岸地区住宅地図」「鵠沼と岸田劉生・与謝野晶子の鵠沼の歌」 芥川龍之介はじめ文士たちの作品や東屋との関わりについて、当時の賑わいもかくやと拝聴。 以上 鈴木(英) 6月は5月の学習、大正デモクラシーの「五。インテリゲンチャ」のつづき。 大正から昭和にかけてこの鵠沼に多くの文化人が往来または滞在し、数多くの足跡を残している。その実態について会として初めて外部から講師を招いて話を伺った。講師は鵠沼海岸商店街の有田商店のご主人。 有田さんは現在、公民館のサークルの一つ「鵠沼を語る会」の代表をされており、鵠沼地区の歴史・文化を幅広く研究されている方。当日は先ず鵠沼ゆかりの多くの文化人を紹介、その中から芥川龍之介と岸田劉生に的を絞って鵠沼での活動の実態、実生活のエピソードなどをうかがった。また当地区の大正から昭和初期の地図を見ながら当時の地形、文化人たちが東屋周辺のどこに滞在し、逗留していたかなど説明された。和辻哲郎、志賀直哉、武者小路実篤など身近に感じられた時間だった。 報告:佐藤 |
野外学習 (迎賓館赤坂離宮) 5月25日(木) 企業研究部会と合同で迎賓館赤坂離宮を見学した。 詳細はコチラ |
5月の活動 5月11日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 19名(うち ゲスト8名) 「大正から昭和へ」 第23回『V大正デモクラシー 五、インテリゲンチャ』 小学校の明治末就学率は90%超。中学校は第1次世界大戦後急増、大正13(1924)年、中・女学校1070校、農・工・商業学校約8000校。 原敬内閣の高等教育機関拡張計画は大正6年(1917)からの6年間で、官公私大学14校、高等学校29校、専門学校84校に達した。 この大正の新しい時代に、「新しき村」で理想郷を実現しようとした白樺派の武者小路実篤をテーマに、当時の社会情勢・風潮を語り合った。 5月恒例の野外学習会は、25日(木)に迎賓館赤坂離宮見学(企業研究部会と合同)。 報告:鈴木(英) |
4月の活動 4月13日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 15名(うち ゲスト5名) 「大正から昭和へ」 第22回『V大正デモクラシー 四、虎ノ門事件』後半 関連年表「大正6年(1917)〜同12年(1923)」(前回配布)参照 関東大震災の3か月余後、大正12(1923)年12月27日、東京虎ノ門で皇太子・摂政宮裕仁親王(後の昭和天皇)が狙撃された。 逮捕されたのは、山口県の名家の出身で24歳の難波大助。この事件で山本権兵衛内閣(第2次)は引責辞任。 この事件は戦後(昭和45年以後)までほとんど公表されなかった。前回に引き続き、難波家のその後について語り合った。 5月恒例の野外学習会は、25日(木)に迎賓館赤坂離宮見学。 報告:鈴木(英) |
3月の活動 3月9日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 22名(うち ゲスト8名) 「大正から昭和へ」 第21回『V大正デモクラシー 四、虎ノ門事件』 関連年表「大正6年(1917)〜同12年(1923)」配布 第一次世界大戦後の「日本」と「世界」とを対比した年表を参照に、当時の内外の情勢について大雑把に復習。 本題の「虎ノ門事件」に入る。事件の背景、裁判、難波大助の主張、判決、そして現代政治への関わりまで。 後半のフリートーキングは、大正天皇の人となり、なぜ裕仁皇太子摂政となったのか、など大いに語り合った。 報告:鈴木(英) |
2月の活動 2月9日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 21名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第20回『V大正デモクラシー 三、普選運動と労働運動』後半 ついに大正14年(1925年)3月、加藤高明を首相とする護憲三派内閣によって普選選挙法は成立する。 選挙権は男子25歳以上、被選挙権は同じく30歳以上。有権者は330万人から約4倍の1250万人に急増した。 夏目漱石や司馬遼太郎は大正時代をどう位置付けていたのかなど語り合った。 報告:鈴木(英) |
1月の活動 2017年1月12日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 20名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第19回『V大正デモクラシー 三、普選運動と労働運動』前半 第1次世界大戦の戦後処理・パリ平和条約の中で、「国際労働協約」(組合の自由・最低賃金制・少年労働の禁止など)は、日本の労働運動を大きく刺激した。 大正8年(1919年)には、学生運動も労働者農民運動と結びつき、政治への直接参加・普選運動へと発展していく。こうした国内情勢の中、原敬内閣の対応はどうだったのか、語り合った。 番外編では、20日就任式を迎えるトランプ米大統領についてのあれこれも。 報告:鈴木(英) |
12月の活動 12月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 17名(うち ゲスト3名) 「大正から昭和へ」 第18回『V大正デモクラシー 二、米騒動』後半 《余録》原内閣の成立 大正7年(1918年)7月に始まった「米騒動」は、全国で参加者100万人を超えたが、9月半ばには警察や軍隊の鎮圧により収束し、国家体制を揺るがす暴動には至らなかった。 だがやがて、この騒動が民衆を社会的・政治的に目覚めさせるきっかけとなり、労働運動・農民運動へと発展していく。 このころ誕生した「平民宰相」原敬内閣についても、その時代背景と政策など学習し、語り合った。 報告:鈴木(英) |
11月の活動 11月10日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 17名(うち ゲスト7名) 「大正から昭和へ」 第17回『V大正デモクラシー 二、米騒動』前半 第1次世界大戦が終結(大正7年11月)する数か月前から、大戦景気の底に潜む矛盾、米価騰貴と勤労者の生活困窮が表面化。同年7月、富山県の漁民の妻女の話し合いから始まって、京都と名古屋へ、瞬く間に全国に波及した「米騒動」について学習し、語り合った。 後半の話題は、前日に決まった米国共和党のトランプ次期大統領と疑惑深まる韓国朴政権について。 報告:鈴木(英) |
10月の活動 10月27日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 20名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第16回『V大正デモクラシー 一、民本主義』 大正7年(1918年)11月、第1次世界大戦はついに終結。ベルサイユ体制のもと世界の情勢は政治・経済・思想などの面で変化し、日本も大正デモクラシーといわれる時代を迎える。 今回は、吉野作造の唱えた「民本主義」について学習した。 後半はフリートーキングで、 最近話題の「生前退位」「朝鮮半島情勢」「北方四島」など、大いに語り合った。 報告:鈴木(英) |
9月の活動 9月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 20名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第15回『U第1次世界大戦 四、ベルサイユ体制』 大正7年(1918年)11月11日、4年3か月余り続いた第1次世界大戦はついに全面休戦。 連合国とドイツの講和会議が翌年1月から半年間、パリのベルサイユ宮殿で行われた。 その翌年(大正9年)には、永久平和を目的とする世界史上初の国際機関「国際連盟」が誕生。 日本は世界の五大帝国主義国に仲間入りし、常任理事国となる。 その結果、日本の国際的地位はどう変わったかについて大いに語り合った。 次回は10月27日(公民館まつりのため2週間繰り延べ)、第3章「大正デモクラシー」。 報告:鈴木(英) |
8月の活動 (休会) |
7月の活動 7月14日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 21名(うち ゲスト7名) 「大正から昭和へ」 第14回『U第1次世界大戦 三、成金時代 鈴木商店の場合』 大戦勃発翌年の大正4年(1915年)の中ごろ、日本はヨーロッパからだけでなく、アフリカ、東南アジアからも軍需品や日用品の注文が殺到し、空前の大戦景気が始まる。 当時の成金、鈴木商店を取り上げ、やがて戦後恐慌により没落する国内経済について学習。 話題のイギリスのEU離脱についても、大いに語り合った。 8月は夏休み、次回は9月8日「四、ベルサイユ体制」予定。 報告:鈴木(英) |
6月の活動 6月9日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 22名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第13回『U第1次世界大戦 二、日本の参戦と対華二十一ヶ条の要求』後半 明治38年に日露戦争に勝ったと錯覚した日本は、その勢いで韓国を併合し、今また第1次世界大戦に参戦。大正4年(1915年)1月18日、中国に対して満州から福建省に至る各種権益21ヶ条の要求を突きつける。中国は各地で反対運動が起るが、ついに5月9日(現在も「国恥記念日」)に一部修正後受諾した。 報告:鈴木(英) |
5月の活動 5月活動は企業研究部会との合同活動で憲政記念館と国会議事堂(参議院)を見学した。 活動報告はコチラ |
4月の活動 4月28日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 22名(うち ゲスト7名) 「大正から昭和へ」 第12回『U第1次世界大戦 二、日本の参戦と対華二十一ヶ条の要求』前半 大正3年(1914年)8月23日、日本は大戦勃発からわずかひと月後、イギリスの対独参戦要請に乗じるように参戦。 11月初、青島のドイツ要塞を攻略、捕虜4500人が日本に連行され収容された。当時の元老はじめ政府要人の動向や 国民感情などについて語り合った。板東俘虜収容所のことなども話題になった。 次回5月12日の野外学習は、憲政記念館見学予定(企業研究部会合同・詳細は例会資料) 報告:鈴木(英) |
3月の活動 3月10日(木)13:30〜15:00 第3談話室 参加者 21名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第11回『U第1次世界大戦 一、大戦のきっかけ』 第一次大戦中のヨーロッパ地図とドイツ皇帝ウィルヘルム2世について(資料提供・解説:野口さん) 大正3年(1914年)6月、セルビアの学生・民族主義者がオーストリアの皇太子夫妻に銃を放った。これがきっかけとなって、以後4年半に及ぶ第一次世界大戦へと発展していく。当時のバルカン半島を中心にゲルマン、スラブなど民族分布や同盟(イギリス・フランス・ロシア)・協商(ドイツ・イタリア・オーストリア)関係を学習し、現代に続く歴史・地理について語り合った。 4月例会は28日(木)。5月は野外学習の予定。 報告:鈴木(英) |
2月の活動 2月11日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 18名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第10回『明治末から大正初期の世界情勢と日本 四、シーメンス事件/後半』 大正3年(1914年)に、第一次世界大戦が勃発。その前後の国内事情や国際情勢を復習した。 大日本帝国憲法(明治憲法全76条 明治23年2月11日公布・同年11月29日施行 )と現行憲法(103条)の相違点、特に天皇と臣民・国民について語り合い、前者に内閣規定が全くないことを改めて学習した。 4月は定例日を2週間繰り延べ28日(木)に変更。5月野外学習は「武相荘」(白洲次郎)見学を予定。 報告:鈴木(英) |
1月の活動 1月14日(木)13:30〜15:00 文化活動室 参加者 24名(うち ゲスト7名) 「大正から昭和へ」 第9回『明治末から大正初期の世界情勢と日本 四、シーメンス事件』 大正政変の翌年、大正3年(1914年)1月に発覚したシーメンス事件は独英の絡んだ戦艦発注にまつわる日本海軍高官への贈収賄で、当時の政財界を巻き込んだ一大疑獄事件に発展。3月に第1次山本権兵衛内閣は総辞職。3か月後には第一次世界大戦が勃発する。 報告・写真:鈴木(英) |
12月の活動 12月10日(木)13:30〜15:00 第1談話室 参加者 22名(うち ゲスト7名) 「大正から昭和へ」 第8回「明治末から大正初期の世界情勢と日本 三、大正政変後半」(政党略図付表つき) 大正2年(1913年)2月、桂内閣(第3次)弾劾決議案についで、尾崎行雄は「桂は玉座を胸壁とし、詔勅を弾丸として政敵を攻撃するものである」名指し演説。国技館での2万人による護憲大会につぎ 市民6千人が国会を包囲し、ついに桂内閣総辞職。民衆運動の高揚によって内閣が倒れたのは、明治憲法下初の出来事。 やがて日本は第一次世界大戦に参戦する。 報告:鈴木(英) |
11月の活動 11月12日(木) 13:30〜15:00 学習室T 参加者 13名(うちゲスト4名) 「大正から昭和へ」 第7回『明治末から大正初期の世界情勢と日本 三、大正政変』 日本の政治体制にも新しい変化が芽生えてくる。まずはその時代背景として、「天皇」と(元老)、天皇と(統師)の説明。元老筆頭として山県が日本の政界を左右していた。また更に一大民衆運動(第一次憲政擁護運動)を通して政治というものを自分たちの手で作っていくという自覚が高まり、大正という時代はこうした気運の中で出発した。 報告:田中(力) |
10月の活動 10月8日(木)13:30〜15:00 第2談話室 参加者 17名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第6回『明治末から大正初期の世界情勢と日本 二、辛亥革命と孫文』(関連年表つき) 孫文(1866・慶応2年〜1925・大正14年)を中心にした当時の中国情勢と日本について、語り合った。 亡くなる直前の神戸での演説「大アジア主義」の結語は、『あなたがた日本民族は、西方覇道の手先 となるか、 それとも東方王道の干城になるか、それは日本国民が慎重におえらびになればよいことです』 報告:鈴木(英) |
9月の活動 9月10日(木)13:30〜15:00 第1談話室 参加者 22名(うち ゲスト6名) 「大正から昭和へ」 第5回『一、黄禍論《余話》』 前回の「黄禍論」の《余話》として「アメリカにおける排日運動の実態」と題し、「在米宮城県人史」(昭和8年発行)を参考に高橋是清(当時の大蔵大臣、2・26事件で暗殺)の序文や同県人の成功者の消息などが紹介され、また当時のアメリカ社会における対日感情を学習し語り合った。 報告:鈴木(英) |
7月の活動 7月9日(木)13:30〜15:00 第1談話室 参加者 21名(うち ゲスト5名) 「大正から昭和へ」 第4回『一、黄禍論』 最初に「黄禍論」を唱えたのはドイツ皇帝ウイルヘルム2世で日清戦争直後といわれる。 日露戦争後、南満州を勢力圏に収めた日本に対し欧米列強は警戒の念をもち始める。 アメリカにおける日本人移民排斥問題が起り、満州をめぐる日米対立へと変質していく。 報告:鈴木(英) |
6月の活動 6月11日(木)13:30〜15:00 第3談話室 参加者 24名(うち ゲスト7名) 「大正から昭和へ」 第3回『帝国主義余録 琉球処分』 琉球王朝は、江戸初期に薩摩藩の附庸(植民地的従属国)となり、明治4年の廃藩置県後に鹿児島県に編入され、さらに同12年には、沖縄県と改められ、国王尚泰は華族となった。その前後の清国との関係、太平洋戦争を経て現在に至る 沖縄の歴史・地理的条件などを学習し、「芭蕉布」(昭和40年発表曲)の紹介もあり、大いに語り合った。 報告:鈴木(英) |
5月の活動 5月14日(木)参加者18名(うちゲスト3名) 野外学習 今回は鎌倉文学館。江ノ電長谷駅集合。途中、川端康成旧邸前、甘縄神社を通る。 館内には明治から昭和にかけて鎌倉にゆかりの文人たちの原稿、手紙など展示されていて時代背景がよく理解された。 このあと吉屋信子旧邸,御成小学校旧校舎を見ながら鎌倉駅へ。 次回6月は「黄禍論」・・・・・アメリカの排日運動を中心に 報告:佐藤 |
4月の活動 4月9日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 22名(うち ゲスト5名) 「明治維新」「明治時代」に引き続き、第3部「大正から昭和へ」が始まる。 初回は、はじめにと題して「帝国主義(植民地政策)・・・アフリカと中国の場合」について十字軍・ルネッサンス・宗教改革から大航海時代を経て産業革命・資本主義への潮流の中の帝国主義の抬頭を主にアフリカを例に学習し、大いに語り合った。 次回の5月14日は、野外学習「鎌倉文学館&吉屋信子記念館」見学予定。 報告:鈴木(英) |
3月の活動 3月12日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 16名(うち ゲスト6名) 『明治時代』第44回「番外編有志発表(その5) 「幕末・明治維新の裏舞台で活躍した貿易商/トーマス・グラバー」(資料:高木さん提供) トーマス・グラバーは、1859(安政6)年、21歳で長崎に来日し、在日イギリス商社「グラバー商会」を設立。長崎を拠点に幕府や西南雄藩に戦艦や武器類を輸入販売した大貿易商。また留学の斡旋、ドックの建設、炭鉱の開発のほか、造幣機器の輸入、農産品の輸出など、現在の総合商社に匹敵する物資を取り扱った。だがその活動の期間はわずか10年足らず。勲二等旭日章受章後明治44年没、74歳。 終わりに、明治30年代初めに歌われた「ストライキ節(東雲節)」が高橋正路さんから披露された。 今回で「明治時代」終講。新シリーズ第3部「大正から昭和へ」の学習項目を確認しあった。5月は恒例の野外学習予定。 報告:鈴木(英) |
2月の活動 2月12日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 12名+ゲスト3名 『明治時代』 第43回「番外編有志発表(その4)明治天皇 誕生から即位ご成婚まで」(資料:磯川さん提供) 1952年(嘉永5年)9月22日誕生(父孝明天皇、母中山慶子)幼名祐宮、9歳で睦仁親王、1868年(慶応4年)1月17歳で元服、同3月王政復古により五箇条のご誓文が公布。第122代天皇は公卿・諸侯以下百官を率い、天神地祇を祀り、五箇条の国是を宣誓。同8月即位式、9月明治と改元、10月江戸を東京に改称し行幸、12月25日孝明天皇三回忌、同28日一条美子入内、皇后に冊立。 次回の「グラバーのこと」(資料提供:高木さん)で「明治時代」終講。新シリーズ「大正から昭和へ」の学習項目案を参考に話し合い予定。 報告:鈴木(英) |
1月の活動 1月8日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 13名+ゲスト5名 『明治時代』 第42回「番外編有志発表(その3)大逆事件と南方熊楠」他2篇(資料:鈴木(英)さん提供) 明治末年の大逆事件による犠牲者6名が和歌山県新宮周辺から出た。熊楠の日記には、 そのうちの一人成石平四郎より処刑直前に東京監獄からの葉書が届いたことが記されている。 また、新宮市議会が犠牲者の名誉回復を、平成13年に決議し、顕彰碑を建てたことなど。 そのほか、クスノキ・樟脳の歴史、勝海舟の芭蕉観(氷川清話)などを話題に明治の時代を語り合った。 次回は、「明治天皇 〜誕生から即位ご成婚まで〜」(資料提供:磯川さん)を予定。 報告:鈴木(英) |
12月の活動 12月11日(木)13:30〜15:00 学習室2 参加者 14名+ゲスト5名 『明治時代』 第41回「番外編有志発表(その2) 明治天皇の行幸と地方巡行」(資料:高木さん提供) 明治天皇は明治2年遷都から「行幸」延べ97回、同5年以降同18年までに300日に及ぶ「地方巡行」をされた。 天皇と新政府、民衆の意識や行動はどう変化していったかについて語り合った。 次回は部会の今後の進め方など話し合う予定。終了後「くぐひ」80号記念特集掲載用の写真撮影。 報告・写真:鈴木(英) |
11月の活動 11月13日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 14名+ゲスト4名 『明治時代』 第40回「番外編有志発表(その1) 夏目漱石『三四郎』について」 明治41年発表の新聞小説『三四郎』を題材に、明治末年の世相や時代背景について語り合った。 次回は「明治天皇の行幸と地方巡行」予定。 報告:鈴木(英) |
10月の活動 10月9日(木)13:30〜15:00 学習室2 参加者 11名+ゲスト4名 『明治時代』 第39回「12)明治という時代(総括後半)」 最終章は、明治44年成立の「工場法」、当時の労働事情や天皇崩御前後の世情とそのあと時代はどのように移っていったかなどにも触れながら大いに語り合った。 次回以降しばらく有志テーマ発表形式で「明治時代」を振り返えることになります。 報告:鈴木(英) |
9月の活動 9月11日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 12名+ゲスト5名 『明治時代』 第38回「12)明治という時代(総括)」 3年半前に第1回「自由民権運動」からスタートした本シリーズも、前回11)「大逆事件」で本編終了。 最終章は、明治45年7月29日天皇崩御までを振り返り、主な出来事を復習し大いに語り合った。 次回は、このあと時代はどのように移っていったか、についても少し触れることになる。 鈴木英紀 |
8月の活動 (休会) |
7月の活動 7月10日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 15名+ゲスト4名 『明治時代』第37回「11)大逆事件」 明治43年5月から始まった検挙は数百人に及ぶ、罪名は大逆罪。翌年1月、起訴された26名の大審院判決は、幸徳秋水以下24名が死刑、2名が有期刑。翌日12名無期懲役に減刑、残りの12名は1週間後に処刑。 板垣退助から始まる自由民権運動や明治33年制定の治安警察法の影響など当時の時代背景について語り合った。 次回9月例会は最終章「12)明治という時代」。 報告:鈴木(英) |
6月の活動 6月12日(木)13:30〜15:00 学習室2 参加者 19名+ゲスト5名 『明治時代』 第36回「10)韓国併合」後半 日露戦争後のポーツマス条約が成立する明治38年9月から5年後、3次にわたる日韓協約締結を経て、明治43年8月に韓国併合は実現する。その前年には伊藤博文が暗殺された。当時の世界情勢、資本主義の本質=植民地支配について学習し、100年後の現在の日韓関係を考え語り合った。 次回は「11)大逆事件」(資料配布)。 報告:鈴木(英) |
5月の活動 5月8日(木) 参加者16名+ゲスト7名 年一回の野外学習を企業研究部会と共催で実施。 今回は明治神宮外苑にある聖徳記念絵画館見学。JR信濃町駅10時集合。10時半~12時半まで館内の80点におよぶ明治時代に関連した絵を見学した。1枚の絵の大きさ縦3m、横2、7m。大政奉還、王政復古、江戸開城談判など教科書に出てくる原画に圧倒された。 6月は4月のテキストの後半(韓国併合)を学習する。 報告:佐藤 |
4月の活動 4月10日(木)13:30〜15:00 学習室1 参加者 16名+ゲスト5名 『明治時代』 第35回「10)韓国併合」 日露戦争後締結された講和条約に反対した暴動が各地で発生し、明治38年9月6日、政府は戒厳令を布き、ほとんどの新聞の発行を停止した。こうした情勢の中で、日韓併合がどのように準備されていったのか、外交面と国内事情について語り合った。 次回野外学習は企業研究部会との合同企画で、聖徳記念絵画館(明治神宮外苑)見学。 報告:鈴木(英) |